刀装具

古川元珍(花押)   

保存刀装具


特徴

元珍は鉾職の吉川氏に学び、独立して古川姓を名乗りのちに横谷宗珉の門人となり、晩年は聖寿と名乗る。本作は四分一磨地に片切彫で人物を施しており、横谷宗珉の技法を見事に受け継いだ作となっている。極めは瓢仙人となっているが、馬が出てそれに跨っているのを見ると張果老の図とも思える。張果老は常に瓢を持ち、瓢から水を流すと白驢が現れ数千里を駆けるという夢、願望から生まれた物語で、この作も仙人と馬に跨る人物の鏨使いが微妙に変えることで夢と現実の違いを如実に表している。

詳細

図柄 瓢仙人図
時代 江戸
武蔵
材質 四分一
1.5cm
9.7cm

金額

売約済